第15回3日目(11/1)レース短評

馬名後の☆は注目馬

2R D-3 水分量1.9%(乾いてもわ~と軽く砂煙)

順位馬名タイム状況
1デビットビヨン1:54:2障害降りて最後まで良い脚
2ホシノカケハシ2:03:8障害2番手から粘り込み
3カツラオイチ2:04:1後からじわじわ詰める
前半51秒:砂煙舞う乾いた馬場も、タイムは悪くない感じ。デビットビヨンは3番手から進めて、障害降りてからの脚が光った。多くの馬は最後苦しくなって詰まっていたが、この馬だけは最後までしっかりとしたあしどり。前傾で進む姿は力強く、こういうパワー馬場の向いた馬なのかもしれない。最後詰まる馬が多いなか、3着のカツラオイチの脚もなかなか良かった。

3R C-4 水分量1.9%

順位馬名タイム状況
1イワキライデン1:45:5残り10mから一足前へ
2シーマ1:46:5勝ち馬の隣でついていく
3ツバキヒメ1:47:5中段から良い脚披露
前半50秒:多くの馬がゴール線近くまで争う好レース。最後は中段に構えた3頭が上位を占めた。勝ったイワキライデンは5~6頭が争うなか、残り10mで一足ぐいっと前に出る余裕があった。シーマはそれに着いていくかたち。ツバキヒメはコースが離れていたので、勝ち馬らと競り合うことができなかったのが痛いが、こちらも良い脚を使っていた。

4R B-3 水分量1.9%

順位馬名タイム状況
1コウシュハゴーリキ1:30:6先行してピッチ走法で駆け抜け
2ジェイサンダー1:31:4先行して食らいつくも
3ビール☆1:32:8前目に付けるも最後少しゆるむ
前半46秒:馬場の割に早めの展開でも、すんなり挙げた先行勢が良いレース。勝ったコウシュハゴーリキは乾いた馬場をピッチ走法でこぎみよい走り。こういう馬場も向いていそうな雰囲気。ジェイサンダーも最後まで頑張って歩いていたが、回転率で負けた感じ。注目馬のビールは前走に引き続き、先行勢について行けていたのが成長を感じる。最後はややゆるんでしまったものの、この調子ならこのクラスでも勝ちが期待できそう。その他の注目馬のハヤテウミはやはり、障害を下りるところまでは良いのだが、障害を降りてからがさっぱりなのは今回も。明らかにやる気の問題という感じで、隣に有力馬がいるなど、刺激がほしいところ。

7R A-1 水分量1.8%

順位馬名タイム状況
1クリスタルコルド1:20:1積極的に前へ最後まで軽やか
2ヘッチャラ☆1:22:4ワンテンポの遅れが響く
3トワイチロ1:27:2中段からシャキシャキ
前半39秒:ナナカマド賞馬のキングフェスタ不在で、どの馬も勝ちが狙えそうなA-1戦。積極的に前に行ったクリスタルコルドが障害もすんなり、最後まで軽やかな走りを披露した。大事に使われてきた印象で、出世はやや遅れていたが、ナナカマド賞の差のない4着の実力はフロックではなかった。馬体も1017kgと着実に成長しており、キングフェスタのライバルとして名乗りを上げた。ヘッチャラは今日もしっかりと自分のレースができていたが、第1~2障害間で刻んだ回数・タイミングの差が出てしまった感じ。ただ、クリスタルコルドよりも5kgハンデが重かったことを考えれば、悲観する内容ではない。トワイチロはやや後からの展開となったが、この馬らしいすがるさを見せた。その他注目馬のジェイホースワンは、出遅れ癖はすっかりなりを潜め、しっかり先行できるようになったのは大きい。障害も問題なく越えており成長がうかがえる。残り30m位からややゆるんでしまったが、この馬らしさを回復していた印象。シンエイアロイはナナカマド賞で障害にミスが出たせいか、今日は後から。障害はしっかりと立て直した後、切れ味をみせて差のない5着まできたのは立派。今後も軽視できないタイプ。キョウエイハンターは今日はやや後から。障害もいつもよりはよかった感じだが、まだ少しひっかかる感じは残る。このサラサラな馬場はあんまり得意じゃない感じもあり、最後は緩みが見えてしまった。ピュアリーナナセはやっぱり今日も最後方。このタイムが出る馬場だと、やっぱりノーチャンスだなと言う感じ。差し脚が持ち味とはいえ、もう少し前に行けると勝負に絡めるのだが。ヤマカツエースはスタート時に飛び跳ね、後ろ脚が装具の外に飛び出るアクシデント。怪我をしていないと良いけど。というわけで、今回はノーカウント。