第15回4日目(11/6)レース短評

馬名後の☆は注目馬

2R D-6 水分量3.7%(表面乾くが中はしっとり)

順位馬名タイム状況
1スタースピード2:01:7先行して楽々抜け出す
2ホッカイノホシ2:14:9後方から最後まで良い脚
3ハナヒメ2:27:0障害すんなりも詰まる
前半66秒:表面は乾くも水分はしっかり含んだ馬場。先行したスタースピードがモリモリと先行して、最後まで逃切った。障害はちょっとよっこらしょと言う感じだったが、前々に行けるのはこのクラスでは強み。2着のホッカイノホシは前半後方からも、第2障害を4番手でクリアした後は最後まで着実に歩みを進めていた。レース展開にもよるが、このクラスなら体力は上位とみたい。

3R C-7 水分量3.7%

順位馬名タイム状況
1コウシュハバニラ1:51:3障害よれ気味も下りてしっかり
2サクセスナギ2:01:3障害4番手から最後まで頑張る
3サカノマサル2:02:42着馬と合わせるかたち
前半56秒:先行したコウシュハバニラが若干障害をよれつつも、最後までしっかり走りきって余裕勝ち。2、3着馬は中段から進めた2頭が競り合うかたちで最後まで粘り強く詰めてきた。ただ、Cクラスといっても、ややDクラス寄りなので、最後はしんどくなってしまった馬も多かった印象。

4R B-1 水分量3.7%

順位馬名タイム状況
1グリフィス☆1:26:4障害4番手から切れ味
2ジェイグレース1:34:6逃げて障害最初で粘り込み
3ホクエイテイオウ1:35:9前目につけてじわりじわり
前半41秒:馬場表面に水分が浮いてきて、前に行く馬多い展開。能検1番時計のグリフィスが得意の軽い馬場を味方に、よいキレ味を披露し、連勝を決めた。特に夏を越えてからの成長が著しく、それまでの最後やる気を無くすようなそぶりがなくなったのが大きい。Aクラスでは相手関係は厳しくなるが、今日ぐらいの湿り気のある馬場ならやり合えるレースもありそう。要注目。ジェイグレースは逃げて一度は他馬に詰められるも、最後まで盛り返しているところはなかなか見所があった。その他注目馬のコウリュウは、いつものように障害を越えてからの脚が止まる課題が継続中。障害を越えるところまではなかなか良い走りをしているのでもったいないところ。ただ、今日は残り30mぐらいまでは競り合うそぶりも見せていたので、隣のコースの2着馬の存在も良かったのかも。ニシキハヤヒメはいちい賞のときと同じく第2障害で右に旋回して障害を嫌がるそぶり。今回は中止にならずになんとか越えては来たが、やはりまだ障害の課題克服までには時間を要しそう。

8R A-2 水分量3.6%

順位馬名タイム状況
1ヤマノコーネル1:19:2ピッチ走法で差し切る
2ホクセイウンカイ☆1:20:92番手から良い披露も
3ニシキマリン☆1:21:7逃げ込み図るが最後苦しく
前半34秒:先行がすっかり定着したニシキマリンのペースで進んだ早い前半。障害越えてからピッチ走法で勢いよく追い込んだヤマノコーネルが差し切った。ヤマノコーネルはこれまでも強豪馬と惜しいレースを繰り広げていたが、今日は+27kgと馬体も増やして成長したところを見せつけた。タイムを考えると先行馬が有利そうな感じだが、差して勝ったというのも大きく、A-1でも良い走りを期待。タイプ的にはヤマカツエースっぽいかな。ホクセイウンカイは休み明けで少しポワッとしていたのか、なんとなく騎手の指示が入りにくいような雰囲気もあったが、ここまでしっかり走ってくるのはさすが。この馬も今期後半を賑わす1頭になることは間違いない。ニシキマリンは先行する脚がすっかり板について安定した走りができるようになったが、その分、息が入らずほんの少し最後ゆるんでしまうところもある。その辺りの力加減は難しいが、数少ない強豪牡馬に対抗できる牝馬として穴をあけてくれるのを待ちたい。個人的には、昇級戦だったダイヤカツヒメの頑張りも良かったと思うので、次走も要チェック。その他の注目馬は、前走除外空けのホクセイサクランボは、今日は出足から反応が悪く、速いペースもあって前半から置いて行かれてしまったのが痛かった。ただ、時々まごつくことのある障害は、今日は綺麗にあがっており、この点では成長もあったようにみえた。カナタクィーンは今日のメンツを考えればちょっと苦しいのはしょうがないところで、その中でも1:31:3でまとめてきたのはこの馬なりに着実に進歩している。もう少し重めの馬場のほうがチャンスはあるかもしれない。